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2020年8月23日 (日)

じぶんの花を

雨と雷ですこし安心して、夕方せかせかと散歩にでた。ちかくの海岸へあそびにくる人のおおさにこっそり鼻をつまみながら、ぽつぽつあるいた。雨のあと、金色に光る枯れ草や花びらのうすいブーゲンビリアの連なりをくぐってなんとか生きのびた感。

じぶんで花を育ててみて気がつくことがある(わたしはなにかそだててないとすぐにかんたんにダメになるタイプのにんげんだ)。鉢植えひとつに花を植えることに費やすものがどれほど多いかということ。

ちょっと意識してあるいていると、あちこちの玄関先に、ちいさい鉢植えがちりばめられている。そこに植わった花の個性といったら!

見知らぬひとの日常にもなじむ、たったひとつの花を、はかりしれない思いと努力の裏に植えつけたすごさ。それらはわたしたちの目になじみながら、同時になくてはならない「ただそこにあるもの」になっていく。かんたんではない作業のいくつもの上にある、たったひとつの行為。わたしの散歩。

そうやって出不精、面倒くさがりのわたしもよいしょと立ちあがって花を植える。からだはだんだん軽くなっていく。心も。

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こんな人の多さにもかかわらず

ふしぎと透きとおる海

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カーテンがひらく

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クラゲ

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手をのばしてみたひとたち


かいちょ

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