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2020年7月25日 (土)

短歌シリーズ8

七月を追いかけるのはやめにしてつぎの地平を、みにゆくのだよ


どうしても声がききたい午後三時 世界に耳をおしあててみる


あなたとすれちがったときにふいた風がわたしをどこまでもはこぶ


金色にそまった雲が泣きおえたあとのポストにとどく返信


わたしたいものをわすれてきてしまいなにもないのにわたしはあるく


一度きり出会ったそれは灯台でした ここに光が満ちる真夜中


わたしたち出会ったころとおなじゆめいまもどこかで描きつづけてる


それなのにラッパの音は鳴りやまぬ くりかえし世界を抱く和音


 

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